安部榮四郎記念館(安部栄四郎記念館)
安部榮四郎記念館=島根県松江市八雲町岩坂1754:安部榮四郎記念館は昭和58年10月4日に開館しました。館内は1F、2Fに分かれ、企画展示の写真と常設展示の写真があります。安部榮四郎が漉(す)いた雁皮紙(がんぴし)楮紙(こうぞし)三椏紙(みつまたし)染め紙、漉き込み紙、着色模様和紙や研究資料、民芸作品をはじめ、交友のあった作家の浜田庄司、バーナード・リーチ、棟方志功、河井寛次労郎の作品も常設展示しています。その他、隣接した出雲民芸紙工房で、実際に和紙造りの工程をご覧になれます。安部榮四郎は明治35年(1902年)1月14日、島根県八束郡岩坂村別所(現松江市八雲町別所) に生まれました。 家業が紙すきをしていたので、幼い時から紙すきの技を学び、21歳の時、安部は島根県工業試験場紙業部に入ります。そこで技をみがきながら、紙すき職人の技術指導するようになりま した。昭和6年(1931年)、民芸運動に加わり、柳宗悦や棟方志功、河井寛次労郎の影響を受けるようになります。のちに安部の漉いた紙は、「出雲民芸紙」と総称されるようになり、全国に熱心な愛好 者を育てました。また昭和35年(1960年)から3年間、調査研究をおこない、和紙の原点ともいえる正倉院宝物紙を 復元して漉くことに成功。 文化庁から雁皮紙を漉く伝統的技術を高く評価され、昭和43年(1968年)重要無形文 化財(人間国宝)に認定されました。 昭和9年(1934年)東京で、「和紙の個展」を開催して以来、パリ、ニューヨーク、ロスンゼルス、 サンフランシスコ、北京でも個展を開催。 昭和58年(1983年)和紙、資料、民芸品の公開するために、八雲村に「(財)安部榮四郎記念館」を設立しました。昭和59年(1984年)12月18日に死去・アクセス:JR松江駅から車で30分・安部榮四郎記念館:開館時間AM9:00〜PM4:30休館日 火曜日(火曜日が祝日の場合翌日)入館料:大人500円(400円)、大・高校生300円(250円)中・小学生200円(150円)( )は団体20名以上

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安部榮四郎は柳宗悦や棟方志功、河井寛次労郎の影響を受けまがら雁皮紙を漉く伝統的技術を高く評価され、
昭和43年(1968年)重要無形文 化財(人間国宝)に認定されました。
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