愛と感動の詩(歌詞集)/境界線


人の言葉と書いて 信じると読むように
その昔は人間を 信じられました
この世に嘘の断片らも なかったからです
いつからでしょう 言葉を手なずけ
共犯者にしたのは
人の心は一つではなく 二つあると思う
自分の為にする事が 悪ならば
人の為にする事は 善になります
善し悪しの境界線は 胸三寸にあって
その一歩を踏み出す 動機がすべて


嘘と知りつつ 素直な一言が語れずに
あげくには自分さえ 信じられません
性格だと言えば 全てが終わってしまう
生きているのは 名ばかりで
実は死んでいるのです
本当に生きたいのなら 半端はやめよう
しがらみを捨てて 裸身になろう
零からマイナスになって 感じるでしょう
生きてるそのことが 何より素晴らしく
生命の境界線は 死の淵にあると


それは一番外れにあります。境と境の間にあり、極と極を極めるものです。その線から
一ミリでも踏み出したら別の領域になります。では人間でいう処の善悪境界線は何処
でしょう。それは心の中にあり、総ての思いの出発点、すなわち動機という言葉で集約
されます。そしてこの動機こそがあらゆる諸問題の基となるのです。