愛と感動の詩(歌詞集)/一日遅れのサンタクロース


今日わが家にはサンタクロースが来ませんでした
正確には行けなかったと 言うのでしょうか
その日に限って お父さんには残業がありました
今夜はプレゼントもなければ ケーキもありません
子供たちは亀さんみたいに 布団を頭からかぶって
寝てしまいました 寝てしまいました
眠りの国では 誰もが幸福になれますように
お父さんは祈りました 無償の愛は叶えられ
報償の愛は没になると 知っていたからです



翌朝お父さんはおもちゃ売り場を行ったり来たり
無け無しの金と知恵を 絞っていました
本当はサリーちゃんの コンパクトがほしかったけど
キティーちゃんの かわいいノートを買いました
薄っぺらのノートでも 子供たちに夢を与える事が
出来るはずです 出来るはずです
お父さんは百円のノートに はち切れんばかりの
夢を注ぎました 子供は夢の中に生きて
大人は希望に生きる事を 知っていたからです。



しばらくして子供たちがお母さんに聞きました
友達の所は昨日 サンタがきたけど
なぜ私だけ一日遅れて サンタがきたの
ねえ教えて サンタクロースは本当にいるの?
お母さんは馬鹿だから 何のためらいもなく
サンタクロースは お父さんよ〜
問題はサンタクロースの 正体ではなく
夢を見続けることで 総ての願いは叶えられ
最終的にはサンタクロースが 在たことになるのです


サンタクロースは本当に在ます。そして夢というプレゼントを運び続けているのです。夢の中では不可能はなく過去から未来への制約もありません。どんなプレゼントでも手はいるのです。ただ夢の世界と現実世界は表裏一体の関係にあるため、現実世界での障害が夢の世界にまで影響を及ぼすと云う事はありますね。双方の世界でのバランスが良い形に保たれた場合には正夢と言う現象が起こることもあるようです