愛と感動の詩/青春のアバタ


もうあの歓声は 聞こえない
オリーブオイルの 抜け殻が
夏は終わったのよと 小声で言った
あれは夢なのかと 風に問えば
恋は焦がれて灰になったと 教えてくれた
季節はずれの 海にたたずむ
青春のアバタが一つ 額にできた


記念の貝殻を 耳に当てた
遠くであなたの 声がして
思い出をありがとうと 終止符を打つ
恋は実らずに 咲くならば
愛に接ぎ木をすればいいと 秘かに思う
季節はずれの 海にたたずむ
青春のアバタが一つ 額にできた



青春のシンボルと言えば勿論ニキビですが、そんなに憂うつな顔をしないで青春証明書を
貰ったつもりで赤飯でも炊いたらどうでしょう。一生に一度しか体験出来ないと思ったら
なぜか愛しくて 「ニキビ様よくぞいらっしゃいました、一粒では余りにも寂しいので
明日は額と頬にも出て下さいませ」 と言うのです